背骨は、
・7個の頸椎(首の骨)
・12個の胸椎(胸の骨)
・5個の腰椎(腰の骨)
・1個の仙骨と尾骨(癒合している)
で構成されています。
横から見るとS字にカーブしていて、重力がかかった状態でも上手く力が分散出来るようになっています。
腰椎分離症は、成長期の学生の部活動やクラブチームの選手に多く、腰を後ろに反らす動作や回旋動作を繰り返し行うことで、腰に過度な負担がかかってしまい、関節突起間部に疲労骨折を起こしてしまいます。
疲労骨折が完治しないまま離れて分離してしまった状態を腰椎分離症といいます。
腰椎分離すべり症は、分離した椎体が前方向にずれてしまった状態をいいます。
腰椎変性すべり症は、中高年に多くみられ、疲労骨折がないにもかかわらず加齢に伴って椎間板が変性し不安定になった結果、椎体のずれを生じる状態をいいます。
腰椎変性すべり症は、脊柱管狭窄症を伴うことが多いという特徴があります。
腰椎分離/すべり症の手術をした場合に症状の程度や手術の内容にもよりますが、参考にしてください。